Project/Area Number |
15J03968
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Organic chemistry
|
Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
貝森 功康 東京理科大学, 総合化学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 不斉自己触媒反応 / 不斉の起源 / ホモキラリティー / 有機亜鉛試薬 / アキラル結晶 / 金クラスター / 絶対不斉合成 / 不斉付加反応 / キラル結晶 / 不斉合成 / ピリミジルアルカノール |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 石膏結晶の不斉表面を反応場とする不斉自己触媒反応:硫酸カルシウム二水和物(石膏)はアキラルな無機結晶である。石膏はエナンチオトピック面を持ち,この面上において不斉自己触媒反応を行ったところ,(010)面からはR体,(0-10)面からはS体のピリミジルアルカノールが高い鏡像体過剰率で生成することを見出した。本結果はアキラル無機結晶のエナンチオトピック面がホモキラリティーの起源として有効に作用し得ることを示すものである。 2. キラルな金クラスターを不斉開始剤とする不斉自己触媒反応:Au38(SC2H4Ph)24には互いに鏡像関係にあるMおよびP体が存在している。この金クラスターをキラルHPLCにより分割し,得られたキラル金クラスター用いる不斉自己触媒反応を行った。その結果,M体の金クラスター存在ではS体,P体のクラスター存在ではR体のアルカノールが不斉誘導されることを見出した。本結果はキラルな金属クラスターを用いて効率的な不斉合成を行った初めての例である。 3. 固相-気相条件下における不斉自己触媒反応による自発的絶対不斉合成:キラル要因が存在しない条件下,固相-気相条件下での不斉自己触媒反応を行い,自発的絶対不斉合成を試みた。複数回の反応を行ったところ,生成物の絶対配置の頻度は,R体が68回,S体が62回生成し,R体とS体の頻度がほぼ1:1となることが明らかとなった。本結果は固相-気相条件下において自発的絶対不斉合成を行った初めての例となる。
|
Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(17 results)