生体活性タンパク質微粒子を利用する3次元生体組織構築プロセスの開発
Project/Area Number |
15J06315
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Biomedical engineering/Biomaterial science and engineering
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
矢嶋 祐也 千葉大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | タンパク質 / バイオマテリアル / 組織工学 / 細胞培養 / コラーゲン / 肝細胞 / マイクロ流体デバイス |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度となる本年度は,昨年度までに確立した“タンパク質微粒子を用いる3次元複合型細胞集塊の作製法”が,実組織構築に有用であるかどうかを確かめるために,3次元肝組織構築への応用を試みた。 実験では,主に1型コラーゲンからなるタンパク質微粒子を利用し,複合型肝細胞集塊の作製を行い,培養後には,組織内の肝細胞特異的機能の評価および長期培養の影響評価をそれぞれ試みた。具体的には,HepG2細胞を肝細胞のモデルとして利用し,細胞およびタンパク質微粒子からなる複合型細胞集塊を作製したところ,微粒子を一定割合で導入した条件において,肝特異的機能が有意に向上することが明らかとなった。また,微粒子の作製条件として,微粒子の安定化プロセス(架橋剤の種類など)を変更して微粒子を調製し,組織構築に利用したところ,微粒子の化学的組成の違いが肝機能に対して影響を及ぼすことが分かった。さらに,2週間に渡って培養を継続した結果,安定化プロセスの違いによって微粒子の分解度合いに差が生じたほか,一部の条件において肝特異的機能がさらに向上することが確認された。 本研究で開発したタンパク質微粒子を用いる3次元組織構築手法は,肝細胞培養に応用することによって,肝特異的な機能を向上させることが可能であると考えられ,医薬品開発において新規化合物の安全性や毒性を試験するための生体モデルとして,細胞ベースアッセイ系などへの応用が期待される。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(30 results)