Project/Area Number |
15J06653
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
深田 幸宏 京都大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 1,5-ベンゾチアゼピン / 有機分子触媒 / 不斉合成 / ライブラリー構築法 / 迅速合成 / 形式的環化付加反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は申請書に記載した研究計画Ⅱに関する研究を実施した。研究計画Ⅱにおける反応の検討を行った結果、光学活性なイソチオウレア触媒を用いたときに極めて高いエナンチオ選択性で多くの医薬品に見られる重要な骨格である1,5-ベンゾチアゼピンが良好な結果で得られることを見いだした。さらに、様々な官能基を有する基質に対して本手法は適用することができて、いずれの場合も目的とする生成物を単一の位置異性体として高収率かつ高エナンチオ選択的に得ることができた。また、基質としてより入手容易な酸クロリドを用いても本反応は進行し、得られた生成物について変換反応を行うことで抗うつ薬として知られるthiazesimを合成した。この手法によって従来よりも短い工程数でこの医薬品を不斉合成できることを見いだした。また、反応機構を解析するための実験も行った。 本研究は、代表的な医薬品候補化合物である1,5-ベンゾチアゼピン骨格を短工程で効率的に不斉合成した初めての研究例として高く評価されており、本研究に関する論文はJ. Am. Chem. Soc. 誌に掲載された。また、それだけではなく、Synfacts 誌(Synfacts 2015, 11, 770.)および有機合成化学協会誌(J. Synth. Org. Chem. Jpn. 2015, 73, 1162.)にも取り上げられた。 また、反応機構の解析の際に得られた知見をもとに上述した生成物とは異なる置換形式を持った1,5-ベンゾチアゼピンを不斉合成する手法を新たに見いだした。現在、この研究に関しての論文を投稿する準備をしている。 このように、私が計画した形式的な不斉環化付加反応は様々な官能基や置換形式を持つ光学活性な1,5-ベンゾチアゼピンを効率的に合成する新たな手法であり、医薬品探索におけるライブラリー構築法として極めて有用な手段となると確信している。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)