Project/Area Number |
15J11412
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Catalyst/Resource chemical process
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
中西 康介 近畿大学, 総合理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 光触媒 / 化学選択的還元反応 / 二元素担時 / 酸化チタン / 核水素化反応 / 安息香酸 / 物質変換反応 / 還元反応 / 酸化チタン(IV) / 物質変換 / プラズモン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、照射波長によって反応選択性の異なる新奇な光触媒を調製し、それを用いた紫外光、可視光、赤外光(熱エネルギー)照 射下における各種化学選択的還元反応を行うことを目的としている。 <具体的内容> 本研究課題の重要なキーワードである化学選択的還元反応について、安息香酸の光誘起核水素化反応をより詳細に検討したところ、基質である安息香酸の光触媒上への吸着が反応特性に大きな影響を与えるという知見を得ることが出来た。この研究成果は論文として、Catal. Sci. Technol.に掲載された。また、同様の反応に対して、二元素担時酸化チタン光触媒の使用を検討し、その触媒についてキャラクタリゼーションを行った。二元素を担時することにより、その金属の状態が単独のものとは変化することがわかった。その研究成果を第120回触媒討論会にて発表した。 <意義・重要性>以上の結果より、金属担時酸化チタンによる光触媒的還元反応に対する単純ではあるが重要な知見を得ることができ、他の反応に対しても活用可能であると考えられる。また、二元素担持光触媒を利用した研究から、従来機能がないと思われていた元素においても、その原因を排除することにより、有効な助触媒として機能することが期待できるようになる。これらの結果・知見により、本研究課題にとって重要な光触媒的物質変換反応の研究における反応設計の指針が提供され、さらに、触媒機能の可能性が広がったと考えられる。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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