Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
|
Outline of Annual Research Achievements |
208の国・地域別に、水産物を除く348品目別の農畜産物・食料品の1961~2011年のデータを用い、年別・国別に56種類の供給可能な栄養量を推計した。また、個別の食料供給量の、外れ値に頑強な線形トレンドを計測し、2012~2025年の栄養供給量の中期的なトレンドを予測した。過去のトレンドからは、例えば、アジア地域におけるサツマイモ供給量の減少が、ビタミンA(レチノール活性等量)供給量の減少に大きく寄与している可能性が示唆された。推計された栄養の妥当性を検証するため、1995~2005年の国別のビタミンAと就学前児童の夜盲症罹患率を比較したところ、アフリカ諸国について低いビタミンA供給量と高い夜盲症罹患率が観察され、推計値の妥当性が一定程度確認された。栄養供給量の推計と予測、検証の結果は、第25回世界食料見通し会合において報告された。 また、国際連合食糧農業機関(FAO)が公表している水産物データベースに含まれる水産物データの整理と、これらを栄養価換算するための対応表の作成を行った。入手可能な水産物のデータが栄養成分データと対応していないため、FAOの水産物データ約1,100~2,200種類を、HSコードや、綱・目・科等に基づき分類し、栄養成分データとの対応関係を明らかにする作業を行った。この作業により、HSコードに基づく水産物の生産・貿易量データを栄養換算することが可能になった。
|