胸部悪性腫瘍に対する新規内視鏡的凍結融解療法の開発
Project/Area Number |
15K10273
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Respiratory surgery
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
石角 太一郎 日本医科大学, 医学部, 講師 (60424488)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
臼田 実男 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60338803)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 凍結融解療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は中枢型肺がんや胸膜中皮腫などの胸部悪性腫瘍に対するスプレー式凍結融解療法を用いた新規内視鏡治療法の開発が目的である。対象疾患は中枢型早期肺がん、進行肺がんによる気道狭窄、胸膜播種や悪性胸膜中皮腫などの各種胸部悪性疾患であるが、まず初年度は凍結融解療法の基礎的実験としてプローブ接触式とスプレー式による抗腫瘍効果の比較検討を行った。 C57BL/6マウスとLewis lung carcinoma (LLC) 細胞を用いて担癌マウスを作製し、7日後に、担がんマウスの腫瘍に対してFreezor + Cryoconsoleを用いてプローブ接触式凍結融解法を施行した。腫瘍径を計測しながら経時的に観察を行ったところ腫瘍の明らかな縮小効果を認めた。8病変中6例(75%)でPRを認めたが、その後うち2例(25%)で腫瘍の再増大を認めた。これまでの実験で治療開始時期に腫瘍径が8mm以上に達している腫瘍は凍結伝導が腫瘍の深部まで十分到達しないことが原因で再増大すると考えられたため、今回はそれらの腫瘍に対してさらに治療を追加した。治療時に8mm以上に達している腫瘍は3例認められたが、繰り返し治療することによりそのうち2例でPRを認めた。複数回治療することにより深部への抗腫瘍効果が確認できた。一方、スプレー式凍結療法はプローブ接触式と同様に8病変に対して治療を行ったが、8病変中3例(37.5%)にPRが認められたのみで、プローブ式と比較して治療効果は弱かった。今後は治療回数と治療効果の関係をさらに検討する必要があると思われた。今回の成果は今後のプローブ開発や研究推進に非常に有用であった。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)