Project/Area Number |
15K10582
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
加藤 卓 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50596202)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出口 隆 岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40163935)
亀山 紘司 岐阜大学, 医学部附属病院, 医員 (50610424)
水谷 晃輔 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (80397356)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 去勢抵抗性前立腺癌 / P糖タンパク / MDR1 / エクソソーム / ドセタキセル / カバジタキセル |
Outline of Annual Research Achievements |
ドセタキセルは去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に対する第一選択の化学療法として用いられるが、CRPC患者の多くはドセタキセルに対する耐性を獲得する。ドセタキセル耐性獲得機構の大きな要因としてP糖タンパク(P-gp、MDR1)の高発現が挙げられる。近年承認された新規のタキサン系抗癌剤であるカバジタキセルはP-gpに対する親和性が低く、ドセタキセル耐性のCRPC患者に対しても効果を発揮する。前立腺癌組織内でのP糖タンパクを測定することが可能であればいずれのタキサン系抗癌剤の使用が望ましいかの指標になるが、そのためには前立腺生検が必須である。治療方針決定目的に複数回前立腺生検を行うことは、侵襲的であり現実的ではない。 我々は細胞より体液中に放出される小胞体であるエクソソームに着目し、前立腺癌患者血清中に含まれるエクソソーム中のP-gpが前立腺癌組織内のP-gpの発現を反映しており、ドセタキセル耐性を診断しより適した治療法を選択するための指標になりうるとの仮説を立てた。 去勢抵抗性前立腺癌細胞株PC-3より従来のタキサン系抗癌剤(ドセタキセル、パクリタキセル)抵抗性のPC-3細胞株(PC-3R)を樹立した。PC3-Rでは細胞内、細胞培養液上清中エクソソーム内ともにP-gpの発現がPC-3と比べ上昇しており、ドセタキセル耐性を獲得した患者血清より単離したエクソソームには治療導入前の患者と比べP-gpが高発現していた。 我々は本研究により前立腺癌患者血清中のエクソソームを用い前立腺癌組織中のP-gpの発現を予測し、ドセタキセル耐性を診断することで個々の患者に対しより適した治療法を選択できる可能性を示した。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)