スマートフォン等によるメディア・マルチタスキング習慣と認知発達の関係
Project/Area Number |
15K12718
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Childhood science (childhood environment science)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
荒木 剛 東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (20510556)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2017: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2016: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2015: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | スマートフォン / マルチメディアタスキング |
Outline of Annual Research Achievements |
スマートフォンや携帯電話が小中学生の間にも広く普及し、学力や認知発達に及ぼす影響が懸念されている。スマートフォンや携帯電話は、電源が入った状態で常に身近に置いている場合が多く、勉強等の何らかの活動をしている時であっても通知音やバイブレーション(友人からの連絡等)に注意を奪われるケースが頻繁に起こりうる。また、勉強しながらメールやSNSにメッセージを打ち込む等、活動の種類や対象を頻繁に切り替えるマルチタスキング状態を誘発しやすい。実際に先行研究からは長時間のスマートフォンや携帯電話の使用がマルチタスキング状態を導き、認知機能に悪影響を及ぼす可能性が示唆されている。しかし、その背後にある心理学的・神経科学的メカニズムはまだよく分かっていない。本研究は、青年期前期(中学生)と青年期後期(大学生)のサンプルを対象とした質問紙調査・心理実験・脳機能計測実験を通して、そのメカニズムを解明しようとするものとして計画された。 本年度は、青年期の間にスマートフォンや携帯電話の使用パターンやマルチタスキング習慣および生活習慣(食事・睡眠・運動)・学習習慣(勉強時間・勉強法)・自己制御等の心理特性がどのように変化するかを調べることを目的として、大学生および中学生を対象とした大規模な質問紙調査を行うことを予定していた。そのため調査実施に必要な情報の収集や分析に使用するソフトウェア等の整備、調査実施の際に利用するインターネット調査会社の選定や教育委員会への説明等を始めていたが、その矢先に急遽研究代表者が所属機関を退職して科研費による助成対象外の研究機関に移動することとなったため、当研究課題は廃止することとなった。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)