ニカラグアにおけるシャーガス病監視対応システムが媒介虫生息に及ぼす影響の評価
Project/Area Number |
15K19247
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Hygiene and public health
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
吉岡 浩太 長崎大学, 熱帯医学・グローバルヘルス研究科, 客員研究員 (80750041)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2017: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2016: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | シャーガス病 / ベクターコントロール / 感染症対策 / 媒介虫対策 / 監視対応システム |
Outline of Annual Research Achievements |
主な研究成果として、2016年2月にニカラグアへ現地調査へ赴き、エステリ県プエブロヌエボ市にて13日間の昆虫学的調査を実施した。この調査では、対象として選定した約400家屋のうち、341家屋で調査を実施することができた。約60家屋では、調査拒否、不在、転居、建替などの理由で調査ができなかった。調査では、ニカラグア保健省の了解のもと、現地調査員を雇用、訓練し、調査チームを編成した。 調査の結果、41家屋(12%)でシャーガス病を媒介する昆虫(サシガメ)が見つかった。これは2014年に同じ地域・家屋で実施した調査結果の6%と比較して倍増しており、サシガメの家屋内生息が回復していることが示唆された。 2016年の調査では、サシガメの有無に加えて、家族の社会経済状況、家の状態、家畜の有無、家屋周辺の状況、家族の予防行動、家族の知識、保健省による現在と過去の対策状況などのデータを取得した。調査データは、現地にてデータ入力作業員を雇用し、電子データベース化した。データの詳細な解析を今後進める予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)