Project/Area Number |
15K19445
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Kidney internal medicine
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
須佐 紘一郎 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 非常勤講師 (50735842)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2016-03-31
|
Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2015)
|
Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
|
Keywords | 塩分感受性 / 高血圧 / WNKキナーゼ / リン酸化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、KLHL3がどのような調節を受けているかを詳細に検討し、この系の未知の部分である、塩分摂取とKLHL3を結ぶ部分の全容を解明に近づけることを目標とした。 1.レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系によるKLHL3の発現や転写の影響の解析を行った。マウスにアンジオテンシンII、アルドステロン、及びその阻害剤を投与したところ、KLHL3の蛋白発現や転写活性に明らかな変化は認めず、これらの因子にKLHL3が制御を受けるという証拠は得られなかった。 2. KLHL3の機能調節へのリン酸化の関与及び生理的意義について解析した。培養細胞にWNKキナーゼとKLHL3を共発現させたうえで免疫沈降やkinase assayなどを行い検討した。この結果、KLHL3はリン酸化によってWNK4との結合能が減少すること、このリン酸化はPKA及びAktによって制御されることを解明した。これはインスリンやバソプレシンによるWNKシグナル制御の生理的メカニズムの一部分と考えられ、Biochemical and Biophysical Research Communications誌に成果を発表した。 3. 腎におけるWNK-OSR1/SPAK-NCCカスケードにおいて、主にWNK1とWNK4が関与していることは確認されているものの、このどちらが支配的なのかは不明であった。そこで、WNK4ノックアウトマウスとPHAIIモデルマウスであるKLHL3(R528H/+)マウスを交配し、WNK4(-/-)KLHL3(R528H/+)マウスを作製した。このマウスはWNK1が増加していたにも関わらずOSR1、SPAK、NCCのリン酸化は著明に低下しており、WNK1単独では本カスケードを活性化できず、WNK4が活性化に必須であることを証明した。この成果については米国腎臓学会で発表し、現在投稿準備中である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(4 results)
-
[Journal Article] Impaired degradation of WNK by Akt and PKA phosphorylation of KLHL3.2015
Author(s)
Yoshizaki Y, Mori Y, Tsuzaki Y, Mori T, Nomura N, Wakabayashi M, Takahashi D, Zeniya M, Kikuchi E, Araki Y, Ando F, Isobe K, Nishida H, Ohta A, Susa K, Inoue Y, Chiga M, Rai T, Sasaki S, Uchida S, Sohara E.
-
Journal Title
Biochem Biophys Res Commun.
Volume: 467
Issue: 2
Pages: 229-234
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
-
-
-