Budget Amount *help |
¥5,400,000 (Direct Cost: ¥5,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥5,400,000 (Direct Cost: ¥5,400,000)
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Research Abstract |
DNAチップ(Genotyping Microarray)の情報を用い,ゲノムのコピー数を対立遺伝子ごとに高解像度で見ることが出来るGIM(Genome Imbalance Map)の開発を行った.DNAチップの情報を利用して,ノイズの除去,コピー数推定,可視化という流れのシステムである.この中で,ひとつのサンプルで,あるいは複数サンプルに渡って,染色体のコピー数を一目で見ることの出来る可視化手法を提案した.染色体のコピー数が異常になっている領域(欠損領域や増幅領域)を検出するために,染色体バンドイメージを利用して可視化し,ボタンひとつでコピー数の抽出を可能にし,異常領域のみを動きなどを利用して強調表示させることを行った.これらにより,複数サンプルで比較し,全体の傾向をつかむことが可能になった.このGmの手法について,国際会議や学会にて,発表を行った. 文献情報などから作成したゲノムネットワークの可視化手法の開発などを行った.従来の可視化手法においては,ネットワークとして描くと,全く混雑してわからない絵となってしまう.本研究では,ネットワークの性質を利用して,ネットワークのノードに情報を折りたたむことなどをして,まとめていく可視化手法を開発した.この手法を利用することで,ネットワークの骨格を抽出することが可能になった. VR環境として,PCを複数台利用した大規模VR環境の開発を行った.大型コンピュータなしに,PCで構築することが可能になったために,今後の普及が期待できる.また,大規模VR環境だけでなく,裸眼立体視ディスプレイなどを利用した可搬型VR環境システムの構築を行い,3次元立体映像をどこでも提示することが可能となった. また,研究者からの情報発信としてVR環境を利用したゲノム関連展示を実施し,展示の際にアンケート調査などをした結果をまとめ,学会で発表を行った.
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