Budget Amount *help |
¥10,000,000 (Direct Cost: ¥10,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥5,100,000 (Direct Cost: ¥5,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
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Research Abstract |
本研究では,Webコンテンツの中から設計・製造に役立つ機能的な知識に焦点を絞り,共有可能な設計知識コンテンツの記述(生産)・活用環境を開発することを目的とした.特に,Webコンテンツの不均質性を緩和するために,従来から開発してきたオントロジー工学に基づいた機能的知識記述枠組みを,異種知識源を統合・活用できるセマンティックウェブシステムとして結実させることを目標とした. 本年度では,まず,昨年度構築した,タスクに依存した知識表現形式の内容を規定するオントロジーであるタスク依存オントロジーをより詳細に考察し,タスクの観点から再構成した.次に,従来から構築してきた機能のオントロジーの範囲を拡大し、より広い範囲の機能概念を扱えるオントロジーを構築した.その際に,ユーザである人間が対象物または装置に与える作用であるユースプロセスを考慮した.さらに昨年度までで開発してきた機能を表すメタデータを変換・統合する枠組みについて考察し,メタデータ利用のためのシステムの設計を行い,セマンティック検索システムと知識変換システムを開発した. 結果として得られたシステムでは,まず,知識記述者が,機能メタデータスキーマ(Funnotationスキーマと呼ぶ)に基づいて,既存ドキュメントに対して機能に関したメタデータ(Funnotation機能メタデータ)を付加する.機能メタデータは設計図などの客観的データの背後にある設計意図を明示化する.開発されたセマンティック検索システムは,そのようなメタデータに基づいて,技術者などのユーザが所望する機能に関する方式を一般化語彙と関係性に基づいて検索し,技術者に文書へのアクセスを提供する.さらに,知識変換システムによって機能モデルからFMEAシートが自動生成される.これは,機能モデルとFMEAシートとのオントロジーマッピング知識に基づいている.
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