トランスジェニックラット感染モデルを用いたエイズワクチン・治療法開発
Project/Area Number |
16017205
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
志田 壽利 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 教授 (00144395)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 貴 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 助教授 (10282774)
博多 義之 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 助手 (30344500)
|
Project Period (FY) |
2004 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥12,800,000 (Direct Cost: ¥12,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥6,400,000 (Direct Cost: ¥6,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥6,400,000 (Direct Cost: ¥6,400,000)
|
Keywords | ラット / HIV-1 / 感染モデル / トランスジェニックラット / HIV / エイズワクチン / 治療法 |
Research Abstract |
研究目的 近交系が確立され、遺伝子操作が可能なラットにHIVが感染できるならば、治療法と予防法の開発に大いに役立つ.既に、我々はヒトCRM1を発現させたラット上皮細胞株にHIV plasmidを導入すると、ヒト細胞に準じるHIV粒子が生産されること、Tgラット体内でhCRM1が機能することを示した。そこで今年度は受容体とhCRM1を共発現するTgラットを作成すると共に、ラットT細胞株におけるヒト因子の要求性と抑制因子をさらに検討し、同定された因子を発現するTgラットを作成することを目的とした。 研究成果 ラットT細胞でのHIV-1の増殖はhCRM1とhCyclinT1の単独発現では数倍の増強にすぎないが、共発現によって数十倍の相乗的な増強が見られた。ヒトCD4/CCR5/CRM1/CyclinT1の4種を発現するラットT細胞ではヒトmolt4CCR5の1/3〜1/10のp24が生産された。又、ラットには2種類の阻害因子があることが示唆された。hCCR5/hCXCR4を発現するTgラットを作成した。 考察 今年度、ラットT細胞株を用いてHIV-1の増殖に必用なヒト因子としてCRM1以外にCyclinT1を同定した。さらに、阻害因子の存在を示唆した。従って、HIV-1感受性のラットを作成するためには、hCRM1とhCyclinT1を発現し、阻害因子をノックダウンしたTgラットを作成する必用がある。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)