癌に対するインテグリン・オステオポンチン阻害分子の転移抑制とその制御機構
Project/Area Number |
16022221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
野田 政樹 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (50231725)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二藤 彰 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教授 (00240747)
臼井 通彦 日本学術振興会, 特別研究員
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Keywords | メラノーマ細胞 / 悪性黒色腫細胞 / 骨膜 / 腫瘍形成 / 骨浸潤 / Tob |
Research Abstract |
平成16年度においては癌に対するインテグリンの転移に対する抑制能のアッセイ系と分子機能解析の検討を行った。メラノーマ細胞(B16)において骨への浸潤性がOPNの非存在および存在によって抑制あるいは促進における系についてのin vitroの検討を行いECI社製の細胞移動自動計測装置を用い、B16細胞がOPNを含まない血清あるいは含む血清に対し移動する動的なパラメータの計測が可能であることを明らかにした。さらに骨への悪性黒色腫細胞のin vivoにおける骨膜との関連についてのアッセイ系を確立した。即ち、OPNの存在する野生型および非存在のノックアウトマウスのそれぞれにおいて頭頂骨の骨膜上にB16細胞を播種しこれによる腫瘍形成の元に骨への癌浸潤の抑止モニターを可能とする系を開発した。また骨への癌細胞の増殖に関わると推察される細胞シグナルであるTobのin vivoにおける機能を検討した。即ち、Tob蛋白を欠失する動物においてはBMPに対する抑制活性が減弱し、この結果として骨形成が亢進することを明らかにした(PNAS2004)。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)