ミトコンドリア膜透過性亢進機構を標的とした抗アポトーシス薬の開発
Project/Area Number |
16023240
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
清水 重臣 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (70271020)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥6,200,000 (Direct Cost: ¥6,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥6,200,000 (Direct Cost: ¥6,200,000)
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Keywords | アポトーシス / ミトコンドリア / Bcl-2 |
Research Abstract |
アポトーシスが実行される際に、ミトコンドリアの膜透過性亢進に伴うシトクロムc漏出は必須の現象であることが多い。我々は、この現象を単離ミトコンドリアにより再現するin vitro assay系を有している。この系にミトコンドリア外膜に対するモノクローナル抗体ライブラリーや低分子化合物を投与し、シトクロムc漏出を緩和する抗体あるいは低分子化合物を同定を行なった。即ち、1)ミトコンドリア外膜に対するモノクローナル抗体のライブラリー(4000クローン)を作製した後、これらを単離ミトコンドリアによるin vitro assay系に前投与し、シトクロムc漏出を抑制または促進する抗体を選別した。また、これらの抗体を細胞にマイクロインジェクションし、アポトーシスに対する抵抗性または感受性を確認した。2)また、単離ミトコンドリアを用いたin vitro assay系に種々の低分子化合物を前投与し、シトクロムc漏出を抑制する化合物を複数選別した。さらに、これらの化合物の標的蛋白質(ミトコンドリア膜蛋白質)を同定した。このうち、一つはPhosphatidylcholine-phospholipaseC(PC-PLC)を標的蛋白質としていた。3)Bcl-2ファミリー蛋白質の立体構造解析をもとに、活性中心に反応する低分子化合物の同定も試みた。いくつかの化合物は、コンピューターシミュレーション上は反応可能であると考えられたが、実際の生理活性は確認されなかった。`
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)