Project/Area Number |
16026216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
加納 純子 京都大学, 大学院・生命科学研究科, 助手 (10323809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 冬木 京都大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (30184493)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | テロメア / DNA複製 / チェックポイント / 遺伝子 / ゲノム / 放射線 |
Research Abstract |
Te12/Rad-5/Clk-2ファミリータンパク質群は真核生物において広く保存されており、様々な機能を果たしていることが知られている。例えば、出芽酵母Tel2はテロメアDNAに結合してテロメアDNA長の調節に関与しており、線虫のRad-5/Clk-2は、circadianリズムやDNA damage checkpointに関与していることが明らかにされている。しかし、Tel2ファミリータンパク質の分子機能については全く明らかにされていなかった。そこで我々は、分裂酵母のTel2相同遺伝子をゲノムデータベースより同定し、解析した。tel2+遺伝子の破壊をしたところ、致死となったことから、Tel2は生育に必須であることがわかった。そこで、生育可能なtel2+発現抑制株を作成して表現型を解析したところ、Tel2はDNA合成阻害剤(ヒドロキシウレア)に応答したDNA複製チェックポイントタンパク質Mrc1の活性化に必要であることがわかった。さらに、tel2+発現抑制株においてreplication fork protection complexのcomponentであるSwi1を欠損させると、合成致死の表現型を示し、その時染色体DNAの一部が切断されていた。これらのことから、Tel2はfork protection complexと協調してDNA複製チェックポイントと複製フォークの安定性に寄与していると考えられた。
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