Project/Area Number |
16028205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
谷本 盛光 新潟大学, 自然科学系, 教授 (90108366)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 博章 新潟大学, 自然科学系, 助教授 (60262424)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | クォークの質量行列 / レプトンの質量行列 / フレーバー対称性 / mu-tau反対称性 / ニュートリノ振動 / 質量行列 / 超対称性 / フレーバー構造 / ヒッグスセクター / クォーク・レプトンの統一 |
Research Abstract |
当研究プロジェクトの目標は、クォークとレプトンの質量行列のフレーバー構造を明らかにし、それらを統一するモデルを構成することである。初年度の質量行列の研究成果に基づいて、ニュートリノ質量とフレーバー混合の新しい実験値を用い、ニュートリノ質量行列の精密な分析を完成した。さらに、この構造の理論的分析によりフレーバーの起源を推測し、理論の対称性等について検討をおこなった。その結果、以下のように、フレーバーの離散対称性や超対称性にもとづいたクォークとレプトンの質量行列の構成を実現することができた。 1 これまで、クォークとレプトンの質量行列の構造をフレーバーの離散対称性から導出しすることに成功してきたが、その対称性の起源を高次元時空の位相幾何学構造にもとめ、現象論的に矛盾のないS3対称性をもったレプトンの質量行列モデルを構成することに成功した。 2 レプトンの質量行列の構造を、現象論的に決める手法として、行列要素の一つがゼロで、さらに二つの要素の大きさが同じになるようなハイブリッド行列パターン60種類を数値解析し、そのフレーバー混合の特徴をあきらかにした。 3 Mu-Tau反対称性を持つニュートリノの新しいモデルを提唱した。 4 質量が変化するニュートリノモデルとダークエネルギーの関係を詳細に検討し、超対称性を持つモデルに拡張することに成功した。また、これまでのモデルがレプトンの1世代モデルであったが、レプトンの3世代モデルの構成に成功した。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)