サイトカインシグナル伝達系におけるSTAT3制御蛋白の役割
Project/Area Number |
16043201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
松田 正 北海道大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (20212219)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平 敬宏 北海道大学, 大学院・薬学研究科, 助教授 (70197036)
奈良 敏文 北海道大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (30241350)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
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Keywords | サイトカイン / シグナル伝達 / STAT3 / 制御蛋白 / がん |
Research Abstract |
申請者らが世界に先駆けクローニングし、機能を明らかにしたIL-6の研究を元として、IL-6の下流のシグナル伝達分子STAT3結合蛋白を網羅的にクローニングし、解析を行なった。すでに申請者らはSTAT3の機能を修飾する蛋白としてステロイドレセプターやHSP90,チロシンホスファターゼTC-PTPに関する論文を報告し、IL-6/STAT3のシグナル伝達系の解析法を確立した。さらに最近STAT3に結合するアダプター蛋白STAP-2を同定し、そのノックアウトマウスにおいてLPS,IL-6刺激によるSTAT3の活性化、急性期蛋白誘導が抑制されることを明らかにした。また、このSTAP-2がSTAT5とも機能的相互作用することも明らかにした。 特に、本申請研究においてはSTAT3に特異的に結合するキナーゼとSTAT3の核移行に重要な新規トランスロケーターを同定し、その機能解析を行い、現在論文投稿中である。STAT3キナーゼはSTAT3のSer727をリン酸化し、STAT3の活性化を正に制御する。STAT3トランスロケーターはSTAT3の核移行に必須である。今後、STAT3キナーゼやトランスロケーター分子のSTAT3を介した自己免疫疾患の発症や細胞の癌化における役割を明らかにし、疾患におけるこのキナーゼ、トランスロケーターの生理的意義を明らかなものとする。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)