二次リンパ組織の時空間的構築におけるリンフォトキシンシグナルの役割についての研究
Project/Area Number |
16043258
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
戸川 温 独立行政法人理化学研究所, 幹細胞研究グループ, 研究員 (30359799)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 尚弘 独立行政法人理化学研究所, 免疫遺伝研究ユニット, ユニットリーダー (20281090)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
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Keywords | パイエル板 / リンパ節 / IL-7Rα陽性細胞 / VCAM-1陽性細胞 / リンフォトキシンシグナル / RANKシグナル |
Research Abstract |
胎児期マウスのパイエル板やリンパ節の原基において、Lin-/IL-7Rα+/integrin α4β7+細胞とVCAM-1+ICAM-1+の間質細胞との相互作用がリンパ球などの構成細胞の誘導と適切な配置をつかさどることは従前の研究によって明らかとなっていた。この過程におけるリンフォトキシンシグナルの役割を明らかにするために、以下の研究を行った。 1.リンフォトキシンシグナルの阻害タンパクをマウスに投与したところ、胎児期および生後3日までのマウスではパイエル板の形成が完全に阻害されたが、生後4日目では部位特異的な阻害を認めた。また生後7日目以降では阻害を認めなかった。一方、リンパ節には特に影響を認めなかった。このことから、パイエル板のリンフォトキシンシグナルは生後1週間以内に質的、量的に変動することが考えられた。 2.リンフォトキシンシグナルとRANKシグナルを同時に阻害すると、生後4日目でパイエル板の形成をほぼ完全に阻害することができたが、生後7日目では影響なかった。このことから、RANK-TRANCEシグナルがパイエル板の発生過程においてリンフォトキシンシグナルと相補的に作用することが示唆された。 3.フローサイトメーターによってパイエル板および腹腔リンパ節から単離されたLin-/IL-7Rα+/integrinα4β7+細胞がTRANCEを発現することを見出した。また、VCAM-1+ICAM-1+細胞でのTRANCEの発現を検討したところ、腹腔リンパ節ではこの細胞にTRANCEの発現が認められたが、パイエル板では認めなかった。このことから、RANKシグナルを司る細胞群にパイエル板とリンパ節で差があり、それがそれぞれの臓器の特異的な発生過程と相関することが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)