Project/Area Number |
16045218
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | National Institute of Health Sciences (2005) The Institute of Physical and Chemical Research (2004) |
Principal Investigator |
種村 健太郎 国立医薬品食品衛生研究所, 毒性部, 主任研究官 (20332322)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥5,000,000 (Direct Cost: ¥5,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | テロメア / テロメラーゼ / 精細胞 / 分化 / エピジェネティクス / 核内動態 |
Research Abstract |
テロメア配列に対する特異プローブを作成した上でFISH法を応用し、共焦点レーザー顕微鏡を用いて観察することでマウス精巣組織切片上での精細胞テロメア動態について三次元的に解析を行った(申請者は独自に組織切片上での核内動態を観察する手法を開発し、現在、特許出願中である)。その結果として精細胞分化過程においてテロメア長は特徴的な動態を示すことがわかった。まずひとつには4倍体である精母細胞においてテロメア長に対応するシグナルが減少することが確認された。これは減数分裂期にテロメア長の短縮が生じていることを示すものと考えている。さらに半数体である精子細胞の成熟過程にテロメア長に対応するシグナルが増強していることが示された。これは精子細胞の成熟過程にテロメア長が伸長していることを示すと考えている。またこの時点におけるテロメア長の伸長はテロメア修復酵素・テロメラーゼによるものであることを確認した(申請者は独自にテロメラーゼ活性を組織切片上で検出する手法を開発し、現在、特許出願中である)。またテロメラーゼの局在(活性ではなく)についても免疫組織化学により確認した。同解析法に加えて、テロメア長の確認のために、パルスフィールド電気泳動法による確認を行った。伸長型精子細胞を含まない性成熟前の生後4週齢マウス精巣由来のテロメア長は伸長型精子細胞を含む性成熟後の8週齢マウス精巣由来のテロメア長に比較して、短いものであった。このことから、上述のテロメア延長機構が半数体においてなされていることが明確に示された。
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