Project/Area Number |
16086210
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
SAKUMA Yasuo Nippon Medical School, 大学院・医学研究科, 教授 (70094307)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 昌克 日本医科大学, 医学部, 准教授 (90143239)
木山 裕子 日本医科大学, 医学部, 講師 (60234390)
近藤 保彦 日本医科大学, 医学部, 講師 (00192584)
折笠 千登世 日本医科大学, 医学部, 助教 (20270671)
濱田 知宏 日本医科大学, 医学部, 助教 (90312058)
ISHWAR S.Parhar (ISHWAR S. Parhar) 日本医科大学, 医学部, 講師 (10271339)
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Research Collaborator |
ISHWAR S Parhar Tan Sri Jeffrey Cheah School of Medicine, Monash University Malaysia, Professor
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Project Period (FY) |
2004 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥120,000,000 (Direct Cost: ¥120,000,000)
Fiscal Year 2008: ¥24,000,000 (Direct Cost: ¥24,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥24,000,000 (Direct Cost: ¥24,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥24,000,000 (Direct Cost: ¥24,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥24,000,000 (Direct Cost: ¥24,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥24,000,000 (Direct Cost: ¥24,000,000)
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Keywords | 脳 / エストロゲン / 受容体 / 受容体サブユニット / トランスジェニックラット / EGFP / 視床下部ペプチド / ニューロステロイド / 遺伝子発制御 / 部位特異性 / 視床下部腹内側核 / 内側視索前野 / 選択的細胞死 / 性行動 / 性差 / 遺伝子発現制御 / 性的二型核 / 前腹側室周核 / マイクロアレイ / ソマトスタチン / アポトーシス / 細胞移動 / 脳の性差 / アロマターゼ仮説 / ニューロン移動 / 前腹側室周囲核 / Gpr54 / ニューロンの移動 |
Research Abstract |
本研究計画は、生殖内分泌調節や行動パターンに見られる性差の神経学的基盤となっている脳の性分化に関わる分子メカニズムの解明を目的として実施した。ラットの脳は周産期におけるエストロゲンの作用で雄型化するので、この時期にエストロゲンにより制御される遺伝子の同定、転写・翻訳ならびにその結果生じる脳機能の表現型である伝達物質、受容体、トランスポータ分子、チャネルを、分子生物学・電気生理学・行動学的手法を用いて研究を進めた。MCF-7細胞におけるエストロゲン反応性を指標に作成したfocused cDNA microarrayを使用して、雌が多数の細胞を擁する前腹側室周核と雄が多数の細胞を擁する内側視索前夜の性的二型核のそれぞれで、出生直後からの脳の性分化の起こる時期に賦活・抑制される遺伝子をスクリーニングし、選択的細胞死と細胞移動に関わる遺伝子群がエストロゲンに反応すること、さらにreal time PCR、ウエスタンブロットによるタンパク同定により、実際にこれらの機構により二つの部位の性差が成立することを解明した。ニューロンへのBrdU取り込みはエストロゲン感受性期には起こらないことから、エストロゲン依存性性分化に細胞新生が関与する可能性は考えにくいと結論した。
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