• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

下顎複合組織体同種他家移植モデルを用いた歯牙萌出を誘導する全身因子の解析

Research Project

Project/Area Number 16390588
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

小原 浩  阪大, 歯学研究科(研究院), 助手 (00335366)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古郷 幹彦  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (20205371)
相川 友直  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (00362674)
Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥9,100,000 (Direct Cost: ¥9,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥5,500,000 (Direct Cost: ¥5,500,000)
Keywords他家移植 / 歯牙萌出 / 下顎骨 / 免疫抑制剤 / イヌ / 加齢 / 下顎
Research Abstract

乳歯でも永久歯でも、各々の歯牙が萌出する順位および年齢はほぼ正確に決定されているが、歯牙が年齢に応じて萌出してくるメカニズムは未だ明確ではない。我々は今までに、歯胚を含む幼犬の下顎組織複合体を各種月齢のイヌに移植することによって、レシピエントの月齢がどのように歯牙萌出速度に影響するかを検討しており、以下の結果が得られている。(1)歯牙萌出はレシピエントの月齢とともに遅延する。(2)歯槽骨からの萌出に関してはレシピエントの月齢は影響せず、歯根の完成も正常時期に認められるが、歯肉からの萌出に関してはレシピエントの月齢は影響する。(3)レシピエントの月齢の違いによる歯牙萌出遅延は歯肉の由来に関係なく生じ、局所的な因子よりも全身因子が大きく関与していることが考えられる。
そこで今回は、遅延する歯牙萌出のメカニズムを免疫組織学的に検討した。実験にはビーグル犬を用いた。ドナーは未萌出永久歯胚を含めた幼犬の顎骨とし、レシピエントを幼犬または成犬として、下顎複合組織体同種他家移植を行った。術後1〜1.5ヶ月の萌出直前の状態の時期に歯冠上部歯肉を切除し、以下の組織染色を行って比較検討し、レシピエントが幼犬の場合は未萌出永久歯胚の萌出が認められるのに対し、レシピエントが成犬の場合は萌出が阻害されるという現象について、組織学的に検討した。
(ア)エラスチカ・ウンギーソン染色:成犬の歯肉ではコラーゲン線維の硝子化が認められた。
(イ)抗コラーゲンの免疫染色:コラーゲンtype IおよびIIIのいずれでも幼犬・成犬で染色性に違いは、認められなかった。
(ウ)PCNA:幼犬では上皮細胞で増殖が認められたが、成犬では上皮細胞および線維芽細胞の両者で増殖が認められた。
(エ)TUNEL法:幼犬・成犬で染色性に違いは認められなかった。
以上の結果より歯胚の萌出が阻害される成犬では、歯冠上部歯肉にコラーゲン線維の硝子化が認められ、線維芽細胞の増殖が認められることに幼犬との違いがあることが明らかとなった。またコラーゲンの種類に違いはなく、アポトーシスの認められる割合も違いが明らかではなかった。

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Influence of Aging on Tooth Eruption : Experimental Canine Mandibular Allograft2004

    • Author(s)
      E Tanaka, M Hamaguchi, Y Eguchi, T Aikawa, M Kogo, et al.
    • Journal Title

      Journal of Oral and Maxillofacial Surgery Vol.62, No.3

      Pages: 353-360

    • Related Report
      2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi