免疫遺伝子治療を受けた患者の免疫系に認識される腎がんSEREX抗原の同定
Project/Area Number |
16590409
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Immunology
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
中崎 有恒 九大, 生体防御医学研究所, 助手 (00346850)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 憲三朗 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (00183864)
|
Project Period (FY) |
2004 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
|
Keywords | SEREX / 遺伝子治療 / 腎細胞がん / 腫瘍抗原 |
Research Abstract |
SEREX法による腫瘍抗原遺伝子の発現スクリーニング ファージライブラリー作製用のmRNAは株化腎癌細胞(VMRC-RCW)ならびにGT2由来の培養腎癌細胞より抽出した。これらのmRNAを用いてcDNAを合成し、ラムダファージ発現ベクターであるlambda ZAP Expressを用いて発現ライブラリーを構築した。この発現ライブラリーを東京大学医科学研究所「第IV期腎細胞がん患者を対象とするGM-CSF遺伝子導入自己複製能喪失自家腫瘍細胞接種に関する臨床研究」に参加した患者のうち最も臨床的効果を認めた第2症例(GT2)の血清を用いて通常法によりスクリーニングし13種類の遺伝子に由来するSEREX抗原を同定した。 各種腫瘍患者における正常/腫瘍細胞でのSEREX抗原遺伝子発現差異の解析 PCRによって増幅したSEREX抗原遺伝子cDNAを精製してプローブとし、各種腫瘍患者における正常/腫瘍細胞でのSEREX抗原遺伝子発現差異の解析を行った。その結果、tNASP遺伝子の発現は癌組織部位で高くなっていることが判明した。 SEREX抗原の発現ベクターの構築、SEREX蛋白の精製と解析 SEREX抗原cDNAをpET102あるいはpBAD102発現ベクターに導入し、大腸菌宿主であるBL21(DE3)にトランスフェクション後精製した。各精製蛋白はSDS-PAGE電気泳動後に各患者血清を用いたウェスタンブロッティング法により解析を行った結果、tNASPとTMFでワクチン接種後に抗体価の有意な上昇が確認された。
|
Report
(1 results)
Research Products
(5 results)