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増殖性水疱性口内炎ウイルスベクターを用いた肝腫瘍に対する腫瘍標的遺伝子治療の開発

Research Project

Project/Area Number 16591322
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Digestive surgery
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

八幡 浩  広島大, 助教授 (10191181)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 篠崎 勝則  広島大学, 病院・医員
坂口 剛正  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (70196070)
Project Period (FY) 2004 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsvesicular stomatitis virus / virotherapy / oncolytic virus / cancer / hepatocellular carcinoma / hepatic arterial infusion
Research Abstract

ラットIL-12発現ベクターの作製
ラット脾臓からRT-PCRにより、ラットIL-12p35ならびにp40 subunitをクローニングし、シークエンスにてmutation等のないことを確認した。IL-12p35とp40 subunitをflexible linkerにて一本鎖にした後、VSVのプラスミドpVSV-XN-2に組み込んだ。7 RNA polymerase (vTF-7.3)を発現させたvacciniaウイルスを感染させたBHK-21細胞に、リポフェクタミンを用いてVSV-N、P、Lをco-transfectionしているが、現在までVSV-IL-12はクローニングされていない。
既存中和抗体価が経肝動脈投与されたVSVベクターの抗腫瘍効果に及ぼす影響の検討
naive BuffaloラットをUV-inactivated VSV (Day 0)ならびにVSV 10^7 pfu (D14)で感作すると、30日目には中和抗体価はx20480以上であり、Ig-G分画優勢であった。naive BuffaloラットにVSVを肝動注する場合、最大耐用量(MTD)は1.3x10^7 pfuである。これ以上のVSVを投与すると用量依存性にVSV関連毒性を生じた。8.4x10^8 pfuを投与した場合、naiveラットは60%が3日以内に肝細胞壊死による肝不全にて死亡し、残りの40%も6日以内にVSV encephalitisから四肢麻痺等を患った。しかし感作されたラットでは8.4x10^8 pfuを投与しても何ら障害は生じなかった。これらは既存の中和抗体はウイルスの脳内への伝播を防ぐだけでなく、VSVの多量感染により生じると考えられる肝細胞壊死をも抑制することを意味した。
次にVSV感作ラットを用いて、Morris hepatoma細胞を門注し作製した多発性肝腫瘍モデルにて、VSV8.4x10^9 pfuを肝動注しその抗腫瘍効果をKaplan-Meierの生存曲線にてBuffer治療群と比較したが、有意差はなかった。動注後1日目に犠牲死させた肝腫瘍をVSV-G免疫染色・H&E染色にて検討したが、腫瘍内に広範な壊死部位やVSV-G陽性の部位はなく、中和抗体がウイルスの増殖を抑制することが示唆された。以上から経血管的投与されたVSVは、既存中和抗体によりVSV関連毒性が抑制され、その安全性は向上するものの、一方で腫瘍内での増殖が著しく障害され、有効な抗腫瘍効果をもたらすことはできないことが結論付けられた。

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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