e-Learning実践のための品質保証モデルに関する研究
Project/Area Number |
16630011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
岡本 敏雄 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (60125094)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香山 瑞恵 専修大学, ネットワーク情報学部, 助教授 (70233989)
植野 真臣 長岡技術科学大学, 経営情報稽, 助教授 (50262316)
RDKLAITIS Vytautas 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (10345423)
伊東 幸宏 静岡大学, 情報学部, 教授 (20193526)
不破 泰 信州大学, 工学部, 教授 (00165507)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | e-Learning / e-ラーニング / 品質保証 / e-Pedagogy / 情報教育 / 教育システム / 学習コンテンツ / 著作権保護 |
Research Abstract |
本研究の目的はe-Learningの品質保証モデルを提案することである。このため、各研究分担者が以下のような調査・研究活動を行った。 (1)e-Learningにおける品質保証モデルの吟味 一般に、品質に関する説明能力について規定する品質保証(Quality Management)は、品質そのものの管理に対する基準である品質管理(Quality Control)とは異なる概念である点に留意しつつ、e-Learningにおける品質保証の在り方を議論した。実践方法の詳細な規定は、教育実践としては不適切であるため、各実施機関が品質の測定方法を公開することが重要だとの結論を得た。品質保証モデル、品質マネジメント(品質保証、品質管理を含む概念)モデルが検討された。 (2)海外事例調査 国際会議参加・海外大学訪問を通じ、事例調査を行った。現状では、コンテンツ再利用のためのレポジトリ(データベース)の構築事例が多かったが、蓄積されたコンテンツを相互評価し、優秀なコンテンツの表彰を通じて品質の改善を図るプロジェクト(MERLOT)など、品質向上に取組む事例もあった。 (3)著作権保護の調査 著作権を侵害するe-Learningコンテンツの排除は品質保証の観点からも重要である。e-Learningにおける著作権について、専門家の意見に基づきガイドラインを作成し、e-Learningを実践する大学(1校)で運用した。 (4)e-Learning実践事例からの知見の集約 品質改善の実例事例として、強調学習環境、アルゴリズム学習のためのe-Learning環境、学習ログのデータマイニングに基づく迅速なアドバイス提示環境などを実装し、実践を行った。いずれも質問-回答時間の短縮など、学習品質の向上の点でe-Learningの品質を改善する試みであるとの専門家の評価を得た。
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Report
(1 results)
Research Products
(45 results)