Project/Area Number |
16636003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Thermal engineering
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
藤田 修 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10183930)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 晴紀 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40281787)
伊東 弘行 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30372270)
梅村 章 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60134152)
伊藤 昭彦 弘前大学, 理工学部, 教授 (30127972)
菊池 政雄 宇宙航空研究開発機構, 宇宙基幹システム本部, 副主任開発部員 (80371144)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | 社会安全の確保 / 地下空間火災 / 微小重力燃焼研究 / 固体燃焼 / 数値解析とモデリング / コンファインメント / 国際共同研究 |
Research Abstract |
本企画調査では、地下空間の火災を想定しその抑制に貢献できる研究プロジェクトを立ち上げることを目標として実施したものである。その中で特に、テグの地下鉄火災を一つの例として取り上げその災害を構成する燃焼現象を調査することで、閉鎖空間の火災現象の研究シナリオを構築した。とくに、一連の現象が浮力に強く支配されることに着目して、研究ツールとして微小重力環境利用を取り込み、閉鎖空間特有の境界条件影響を燃焼科学的な側面から明らかにしようとする研究の提案を行った。また、本研究のもう一つの特徴として、国際的な研究ネットワークを構築し、この海外研究者の協力により研究の推進を図る体制について検討した。このため、以下のような項目について調査を進め、最終的に、米国、フランス、韓国の研究者を研究グループに取り込んだ平成17年度発足特定領域研究の提案に至った。 (1)当該研究課題の研究シナリオとアプローチ法に関する検討:研究分担者と5回程度の議論の場を持ったほか、著名な火災研究者による地下空間火災事例に関する講演会を実施し、さらに研究分担者による数値計算・モデリングに関する方向性の考察を加えた研究シナリオを提案した。 (2)当該研究課題への微小重力環境利用有効性の検討:宇宙航空研究開発機構の研究者と当該研究について微小重力利用の有効性について検討した。 (3)海外研究者の研究協力体制:米国、フランス、韓国の研究者と各2回程度の議論の機会を持ち、提案予定の研究への参画見込み、海外研究者の研究資源の調査を行った。また、テグ地下鉄火災に関しては韓国研究者の協力を得て現地調査を実施した。 (4)平成17年発足特定領域研究「微小重力燃焼研究に基づくコンファインメント火災の科学」の提案:本調査研究の具体的成果として本提案を行った。
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