Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯野 雄一 東京大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (40192471)
桂 勲 国立遺伝学研究所, 構造遺伝学研究センター, 教授 (00107690)
松尾 亮太 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (40334338)
伊藤 啓 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (00311192)
渡辺 恵 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (80302610)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
|
Research Abstract |
本研究は,行動生物学の気鋭研究者を関連各分野から結集し,動物行動の強力な研究体制を確立して,「統合行動生物学」を構築することを最終目的とする活動の一環である.平成16年度は,統合行動生物学の構築を目指した特定領域研究をスタートさせるための準備を行った.実際に,平成17年度発足予定の特定領域研究として,『昆虫における高次社会行動の発現機構の解明』(東北大学・水波誠代表)を申請することができた. 統合行動生物学の構築を成功させるためには,分子から個体,さらには社会レベルまでの関連分野の研究者が一堂に会し,共通の言葉を使って情報を提供しあうことが重要であり,この企画調査では,普段同じ学会で活動している研究者は半数以下に抑え,他分野の研究者を加えて,いわばヘテロな集団を構築した.この体制で2回の研究会研究を開催し,研究の現状について忌憚無い意見を交わした.また,問題点を分析・整理し,行動生物学を新しい視点でとらえなおすことができた.さらには,当該分野の著名外国人研究者を複数招聘し,彼らと意見交換し,われわれの研究の方向性や活動方針ならびに研究内容について議論していただいた. この研究を通じて,実験室での研究者のみならず,フィールドの研究者やロボティクスの研究者にも,動物行動に強い興味をお持ちになられている方が多いこともわかった.
|