Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安納 住子 芝浦工業大学, 工学部, 講師 (10333527)
濱崎 啓太 芝浦工業大学, 工学部, 講師 (50348900)
佐藤 方彦 九州大学, 名誉教授 (10038937)
福島 修一郎 大阪大学, 基礎理工学部, 助手 (40362644)
世良 俊博 高輝度光科学研究センター, 利用研究促進部門II, 研究員 (40373526)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Research Abstract |
血管自身の機能的潜在性である血流の自己調節機能に関する研究が,全身的共関とどの様に関わっているかを調べ,生理人類学,工学,生物学,化学,物理学,医学分野の共同研究を企画することを目的とした.生体内の血流解析などは流体力学の分野に基づいた計測,シミュレーションが必要であり,同時に,その解析結果が実際の生体の生理反応とどの様に関連しているか生理人類学的な検証が必要となってくる.さらに,血管の自己調節の解析には実際の細胞を計測し検討を加える必要があり,さらには自己調節機能のメカニズムを検討する際には遺伝子レベルの研究が必要となってくる.このため,個体から細胞・分子生物学的レベルまでの各階層での多岐にわたる学際的な共同研究が必要となってくると考えられる. 本企画調査では,日本生理人類学会システムバイオエンジニアリング研究部会において,意見交換および共同研究推進のため3回の会合を開いた.会合では,本企画調査中心題目である,ゲノム解析,循環系のシミュレーション,生体機能の非線形現象に関する3回の講演をもとに重点的に意見交換をおこない,共同研究の打ち合わせをおこなった.また,各分担者は日本生理人類学会大会および関連の研究会会場において意見交換をおこなった.さらに各分担者は,直接訪問を行うことにより実質的な共同研究体制の構築をおこなってきた. 生理人類学において工学,化学,物理学を含めた共同研究体制は,従来までの生理人類学分野には欠けていた共同研究体制であったが,本企画調査により実質的な共同研究が開始される基盤を整備できたものと思われる.
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