振動生体影響評価に関する国際標準化共同研究企画-特に末梢循環機能評価法-
Project/Area Number |
16639007
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Hygiene
|
Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
原田 規章 山口大学, 医学部, 教授 (70116747)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西山 勝夫 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60077691)
榊原 久孝 名古屋大学, 医学部, 教授 (80153873)
石竹 達也 久留米大学, 医学部, 教授 (60232295)
|
Project Period (FY) |
2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
|
Keywords | 手腕振動症候群 / 冷水浸漬手指皮膚温検査法 / 冷却負荷手指血圧検査法 / 国際標準化機構 / 国際共同研究 / Workshop / ISO DIS 14835-1 / ISO DIS 14835-2 |
Research Abstract |
上肢への振動曝露影響評価と手腕振動症候群診断の方法は各国の研究者により異なっており、国際標準化機構(ISO/TC108/SC4)において標準化作業が進められている。循環機能評価に関しては2004年に冷水浸漬手指皮膚温検査法(ISO DIS 14835-1)と冷却負荷手指血圧検査法(同、-2)が提案されているが、検査条件と診断基準値に関して各国での相違がある。今回の研究目的は、各国で異なる手腕振動曝露の生体影響評価法について調査・解析を行ないISOの作業に反映するための国際共同研究の企画を行うことである。一般集団や振動曝露集団においてレイノー症状有症率は明らかな人種差が認められ、診断方法の統一のためには人種差を考慮した検討が必須である。これまでの研究成果の分析と協議により、共同研究に向けての解決課題を明確にし共通認識を得ることが必要である。 ISO委員である、Olsen博士(デンマーク)、Lindsell博士(米国)を招聘し、国内関連研究者約30名の出席のもとに、2004年12月4-5日、宇部全日空ホテル(山口県宇部市)において国際標準化に向けての研究現状と共同研究課題についてのWorkshopを行なった。ドイツのVoelter-Mahlknecht博士は同年11月に出産のため、送付された論文をHossain医師が紹介し質疑を行なった。その結果、国外より3編、国内より4編の論文が報告され協議された。当日、抄録集が配布されるとともに、質疑の結果を踏まえたfull text7編が特集号として、Environmental Health and Preventive Medicine誌に投稿され、現在査読を受けている(一部はaccept済み)。これらの成果を基に国際標準化のための共同研究を進める予定である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(7 results)