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ITを活用した新しいデンタルチャートの開発と大規模災害時の個人識別への応用性

Research Project

Project/Area Number 16639009
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section企画調査
Research Field Legal medicine
Research InstitutionTokyo Dental College

Principal Investigator

花岡 洋一  東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (30180912)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 喜宣  杏林大学, 医学部, 教授 (30154115)
都築 民幸  日本歯科大学, 歯学部, 教授 (40120696)
梶原 正弘  杏林大学, 医学部, 助手 (30152656)
水口 清  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (00133380)
高橋 信行  千葉県警察本部, 科学捜査研究所, 専任研究員
Project Period (FY) 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywords法歯学 / 個人識別 / IT / デンタルチャート / 大規模災害
Research Abstract

1.低コストで広範囲への情報発信が可能となる新しいデンタルチャート構築の必要性をより具体的に示すべく、千葉県警に保管されている身元不明遺体の累積数を調査したところ、過去10年間において556件にのぼっていた。
2.上記身元不明遺体調査票における約93%において歯科所見が記載されており、個人識別における歯科所見の有用性はすでに認知されていると考えられた。
3.上記歯科所見の内容についてその十分性について検討したところ、歯科医師による記載はわずか4%弱にすぎず、また、調査票のスペースが十分でないことから口腔内写真およびレントゲン写真の添付が極端に少ないことも考え合わせ、ITを活用したより効率的なデンタルチャートの開発が急務であると考えられた。
4.我が国の各都道府県において、最も頻度の高いデンタルチャートで用いられているオドントグラム(歯型図)はライアン方式であることが確認され、実際に撮影されたデジタル画像との置き換えが十分可能であると判断された。
5.これまで用いられてきたデンタルチャートでは、その記載情報量および情報公開量に限界があり、国内で累積3万体を超える身元不明遺体の識別への対応には、デンタルチャートを早期にデジタル化する必要性があると認識された。
6.上記検討結果を警察庁鑑識課ならびに国際部に示し、新たなデジタルデンタルチャートの構築とその標準化の必要性を強調することによって、累積身元不明遺体の早期識別と、国内の有事の際はもとより、海外での邦人犠牲者をも含めた個人識別への対応を促すことが肝要と思われた。

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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