Project/Area Number |
16639011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
堂浦 克美 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00263012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北本 哲之 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20192560)
山田 達夫 福岡大学, 医学部, 教授 (60159217)
福島 武雄 福岡大学, 医学部, 教授 (10078735)
山本 正昭 福岡大学, 医学部, 助教授 (80240125)
坪井 義夫 福岡大学, 医学部, 講師 (90291822)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
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Keywords | クロイツフェルト・ヤコブ病 / 実験的治療 / ペントサンポリサルフェート / 脳室内持続注入 / 国際会議 / トランスレーショナルリサーチ / 公開講座 / 包括的治療 |
Research Abstract |
世界中で日本と英国では、後天性原因によるヤコブ病(man-made CJD)である医原性ヤコブ病(硬膜移植後のヤコブ病)や変異型ヤコブ病が多発しており、予防・治療法の確立が早急に求められていることより、我々が発見したペントサンポリサルフェート脳室内持続注入療法について、日本と英国の研究者が共同してこの治療法の改良と普及に取り組むための連絡会議を日本で行った。平成16年10月30日、31日に仙台で開催された第1回国際プリオン病シンポジウムの中でこの連絡会議を持ち、ペントサンポリサルフェート脳室内持続注入療法に関して(1)各症例ごとにドーズ・エスカレーション投与法による慎重なヒトでの最適投与量の探索、(2)統一的薬効評価方法の確立、(3)同治療法の共通プロトコール作成などの課題について、討議と情報交換を行った。この連絡会議の成果を元に、日本ではヤコブ病患者への同治療法の実施が加速した。また、この連絡会議では新たなトランスレーショナルリサーチについても情報交換を行い、治療薬Aに関するヤコブ病への応用について共同で開発研究を行うことが決まった。さらに、この会議に付随してヤコブ病治療に関する公開講座を開催し、日英の臨床家、治療研究者だけでなく、パラメディカル、患者家族やその支援者、行政関係者、社会学者らの参加もよびかけ、治療だけでなくケアーを含めた包括的治療に関する情報や意見の交換を活発に行うことができた。
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