Project/Area Number |
16650022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
尾下 真樹 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (20363400)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 動作制御 / インターフェース / 仮想人間 / 動作生成 |
Research Abstract |
本研究では、ペンデバイスを用いて、仮想人間の動作を直感的に操作できるようなインターフェースの開発を目標とする。最近の高機能なペンデバイスは、ペン先の位置だけではなく、筆圧や傾きなどの多くの情報を取得できる。そこで、これらの情報をうまく利用することで、3次元空間上の仮想人間(キャラクタ)の動作を直感的に換作できるようなインターフェースが実現できるのではないか、というのが本研究のアイデアである。 例えば、利用者がペンを動かすと、ペンの軌跡・速度に応じてキャラクタが歩行・走行動作を行う。ペンの動かし方によって、ジャンプ・ステップ・ターンなど、さまざまな動作が実現される。また、ペンを傾けるとキャラクタも体を傾け、ペンに筆圧を加えるとキャラクタも腰を落とす。このように、ペンの動きとキャラクタの動きを直接的に対応付けることによって、利用者があたかも仮想的な人形を持ってキャラクタを換作しているかのような、直感的なインターフェースが実現できると考えられる。 本年度は、昨年度開発したペンの移動速度に応じてキャラクタの歩行をコントロールする手法に加えて、ペンの移動軌道に応じてキャラクタの歩行をコントロールする手法を開発し、より正確な位置制御を可能とした。 また、新たに、歩行動作だけではなく、キャラクタの周囲の物体や他のキャラクタとの接触を含むさまざまな動作をコントロールするために、ストロークによる動作制御手法を開発した。本手法では、利用者が、ペンデバイスやマウスを用いて画面上にストロークを描画すると、ストロークの開始点・終了点にある対象にもとづいて適切な動作を選択し、実行する。本手法は、ストロークには必ず開始点と終了点があることに注目している。開始点で動作の起点や主体となる対象、終了点で動作の終点や目的となる対象を指定することで、1本のストロークだけで、さまざまな動作を直感的に指定することができる。
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