Project/Area Number |
16650187
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Eating habits, studies on eating habits
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
川崎 祐子 同志社女子大学, 生活科学部, 教授 (30195078)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 酵母 / ビタミンB_1 / チアミン |
Research Abstract |
平成16年度に引き続いてthi81変異株に酵母ゲノムライブラリーを導入し、thi81変異の機能相補スクリーニングによりTHI81遺伝子を単離することを試みたが、現在までのところ成功していない。また、酵母1遺伝子破壊株ライブラリーキットを用いて、B_1生合成に関与するホスファターゼ遺伝子の同定を試みるためスクリーニングを行った。ホスファターゼ活性を持つ可能性の高い塩基配列である遺伝子を破壊した株28株について、それぞれの細胞から抽出した粗抽出液を用いてB_<1->1リン酸(TMP)ホスファターゼ活性を測定するとともに、B_1添加無添加液体培地における生育の違いを親株と比較した。しかし、明確にTMPホスファターゼ活性が低下している破壊株も、B_1要求性を示す破壊株も見出すことはできなかった。 これと平行して、B_1代謝に関与する遺伝子の発現を正に調節する2つの遺伝子、THI2、THI3がコードするたんぱく質の機能について検討した(Molecular Microbiology 58(2) pp467-479)。DNAマイクロアレイ解析の結果、B_1欠乏によりTHI遺伝子群の発現は10倍から90倍に増加し、THI2、THI3の発現もそれぞれ17倍、3倍に増加していた。B_1添加培地から無添加培地に移すと2つの遺伝子ともプロモーター活性は同じくB_1遺伝子群の1つであるPHO3と同様に上昇した。THI3を破壊するとTHI3プロモーター活性の働きも低下し、THI3たんぱく質は自身の遺伝子発現を調節していることが明らかとなった。
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