Project/Area Number |
16650208
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 瞳孔面積 / 瞬目 / 推定 / 対光反射 / Support Vector Regression / 推定性能 / 訓練データ / 時系列データ |
Research Abstract |
本年度は、瞳孔面積計測において瞬目の影響を除去するために開発した、瞳孔面積推定手法の評価を中心に行なった。推定性能の評価と推定手法の応用について検討した。 (1)瞬目時の瞳孔面積推定手法の評価 瞬目による欠損値を含む瞳孔面積の時系列データを対象に、瞬目による欠損値の推定をSupport Vector Regressionを用いて検討した。本手法で各種パラメータを調整することによって、評価データでは他の推定手法よりも高い推定性能が得られることがわかった。そこて、瞳孔面積による評価を目的とした暗算課題実施時の実験データを用いて、推定性能を検討した。その結果、本手法開発に用いた訓練データおよび評価データと同様に、瞬目時の瞳孔面積を推定できることを明らかにした。また、瞳孔面積変化の周波数スペクトラムによる評価において、既に提案した多層パーセプトロン、単純に瞬目区間を削除する方法と比較した結界、高周波数帯域で違いが認められた。推定手法による周波数スペクトラムへの影響について検討した。 (2)眼球情報による評価の検討 瞳孔面積や眼球運動の、コンピュータインターフェースのユーザビリティ評価への適用可能性を検討した。瞳孔面積や眼球運動の評価指標を用いて、マウス、キーボード、キーパッドによる入力操作課題のユーザビリティ評価可能性を調べた。さらに、従来からユーザビリティ評価に用いられている主観評価結果との相関関係を検討し、眼球情報の指標から主観評価結果が推定可能であることを明らかにした。さらに、この成果を応用して、学校教育で利用されるマルチメディア学習教材を使用する際のユーザビリティ評価を実施した。歴史年表にハイパーリンクを適用した教材で「探索」と「読み」過程で評価指標に有意な違いがあることを示し、マルチメディア教材の利用上の問題点を検討した。
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