RGB三色発光する高度演色性ナノゼオライト結晶の設計と創製
Project/Area Number |
16651048
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Nanostructural science
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
和田 雄二 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40182985)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | RGB発光 / ゼオライト / ナノハイブリッド / 希土類カチオン / 増感発光 / 近赤外発光 |
Research Abstract |
フォージャサイト型ゼオライトの有する規則的な細孔、すなわちスーパーケージ内にEu(III), Tb(III)ならびに有機化合物を共存させた系を構築した。4-アセチルビフェニルあるいはベンゾフェノンを導入した系では、これらの化合物は、希土類カチオンの発光に対する増感剤として機能することがわかった。希土類カチオン特に4-アセチルビフェニルを用いた場合には、この化合物が希土類カチオンの発光の増感作用を行うと同時にBlueの発光も与えることから、ゼオライト1粒子からの同時RGB発光が実現した。発光色は、希土類カチオンの比率、増感剤の種類と量により制御でき、さらに温度と励起波長によっても変化することがわかった。結果的には、広い範囲で発光色を制御することが可能なゼオライト粒子が合成できた。 RGB発光強度比率の変化、すなわち発光色変化が温度ならびに励起波長によって起こる理由を検討した。4-アセチルビフェニルの基底状態ならびに励起状態のエネルギーが、2個のフェニル基の捩れ角に依存することが、この依存性の原因であることが示された。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)