Project/Area Number |
16652050
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Foreign language education
|
Research Institution | Otani Womens University |
Principal Investigator |
高村 博正 大谷女子大学, 教育福祉学部, 教授 (30077036)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大倉 孝昭 大谷女子大学, 教育福祉学部, 教授 (50223772)
|
Project Period (FY) |
2004 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
|
Keywords | CALL / 市販DVD / 英語教育 / プレゼンテーション / 客観的評価 / オンライン評価 / 発信型英語教育 / 自己学習 / 英語プレゼンテーション / IPES / RPAS |
Research Abstract |
本研究では学習者中心の視点から、学びの動機付けを最重要視した発信型学習のモデルを考察・構築することを目的とした。市販ビデオやDVDを使った学習方法は、英語にかぎらずあらゆる外国語の教授に携わる教師としては、一度は教材としての採用を検討するものである。が、実際問題としては、後述するように著作権などの問題のために普通の教室で「自由に」多数の学生が利用することは現実的ではない。これまでは(1)著作権法の遵守、(2)教材用クリップの作成、(3)CALL教室に限定された、(4)教材経費(学習者負担)のような問題点から、実際の学習者にとって・対して英語映画の魅力を授業に十分に活かすことは困難であった。したがって発信型英語教育を可能にするために、これらの問題を解決し、学習者の興味関心の高い英語映画を教材として、「自らの学習成果を映像とともに他の学習者へ伝達する」という「学習者発信型」の英語教育を構築しなければならない。所期の目的実現のために、第1に映画コンテンツ(DVD)と学習用データの分離で(1)著作権法の遵守、と(2)教材用クリップの作成とが解決する。第2にFD1枚に収まるCALLシステムを開発することで(3)CALL教室に限定された、という問題点と(4)教材経費(学習者負担)の問題点をクリアーすることが可能になる。さらに、本論文の後半で解説するプレゼンの評価に試用しはじめた「プレゼンテーション相互評価システム」を併用し、発信型学習(プレゼン)の評価・意欲の持続度の測定を行った。この研究により、これまで市販メディアを利用する時に、常に語学教師を悩ませている著作権問題を解決し、教師・学習者が著作権を尊重しながら「いつでもどこでも」同じ教材で授業・学習を継続できることの意義は大きく、この成果は顕著であった。
|