Project/Area Number |
16652055
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Asian history
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小泉 順子 京都大学, 東南アジア研究所, 助教授 (70234672)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 華僑華人 / 移民 / 社会経済史 / 華僑・華人 |
Research Abstract |
本研究は、タイ湾沿岸地域の主要都市における中国式廟に関するデータを収集・整理する事を目的としており、実際に廟を訪れるフィールド調査とタイ語を中心とした文献史料調査を実施するものである。本年度は最終年度にあたり、これまで収集した文献史料を整理し、考察を加えて論考として発表するとともに、補足的に文献資料調査とフィールド調査を実施した。 1.バンコクおよびチャチュンサオにて、補足的なフィールド調査を行った。バンコクでは、バーンランプー、ヤワラート、タラート・ノーイ地域、およびトンブリ地域の廟を調査した。またチャチュンサオでも三宝公を本尊とする中国寺や廟を訪れた。 2.これまで実施した文献資料調査の成果報告として、平成18年8月2日から5日にかけてシンガポールで開催された国際会議に参加し、19世紀末から20世紀初頭のタイ=中国関係に関する報告を行った。 3.また文献資料とフィールド調査を統合させた成果として「シャムにおける中国廟に関する-考察-「廟に関する省令」(1921年)をめぐって」と題された論考を公刊した。1921年に公布された「廟に関する省令」は、中国廟をシャム政府の管理下におくことを目的としたが、この省令が出されるにいたった経緯と、その後の中国人コミュニティの反応、および省令発布時に文書資料に記録された廟の状況と今日における廟の様子から、中国人社会のダイナミズムを読み取り、歴史資料としての廟の位置づけを再考した。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)