多文化主義の所有論と時効法学・補償問題-日米の比較法的考察
Project/Area Number |
16653006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Civil law
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
吉田 邦彦 北海道大学, 大学院法学研究科, 教授 (00143347)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 克美 立命館大学, 大学院法務研究科, 教授 (40309084)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 時効 / 補償 / 多文化主義 / 強制連行 / じん肺 / アスベスト / 基地問題 / アイヌ民族 / ハンセン病 / 遺骨問題 / 蓄積的損害 / 掘り起こし運動 / 在日外国人労働者 / 炭鉱 / 遺骨 |
Research Abstract |
今期は、最終年度であり、今までの個別的研究の継続と、本研究のまとめとに分けられる。 すなわち第1に、札幌別院の強制連行犠牲者の遺骨関連の遺族探しとの関連では、その作業に当たっている韓国ソウルの強制動員犠牲者真相糾明委員会を訪ねて、担当の調査官にインタビューして、遺族探しの実情、日韓遺骨会議の状況、さらに、近く制定予定の韓国での補償法案の問題点について、議論した(06.8)。さらに、ソウル郊外の天安にある望郷の丘を訪ねて、強制連行遺骨の追悼状況を視察した。遺族の金敬洙さんに面会して遺族会の形成状況などをインタビューし、さらに、北海道フォーラムの企画として、新たに来日した李勝吉夫妻、徐廷鶴夫妻とも面会して強制連行当時の状況、遺骨放置の問題について話し合った(07.3)。さらに、同フォーラムでは、道北猿払村とも連携して、浅茅野飛行場強制連行犠牲者の遺骨発掘作業も実施し、そのプログラムにも参加した(06.8)。 さらに、空知民衆史講座の30周年記念の行事として、松村高夫教授(慶応大学)と731部隊の人体実験の問題につき討論し(06.5)、さらに、地元の中国との三光作戦の戦争体験者大河原孝一氏の当時の状況についての講演会や類似のドキュメント映画『蟻の兵隊』の主人公奥村さんとの対話集会にも参加した(06.5;06.10)。 さらに、韓国の済州島での強制連行・労働者による地下壕の数々を踏査して、それを中心として日韓合同による強制連行問題のシンポに出席した(06・7)。 また第2に、関連問題として、アイヌ民族の補償問題について、関連企画に参加し(市民劇の実現にも努めた)(07.2)、また沖縄における基地問題と補償について検討を進めた(金武町・伊江島の調査を試みた)(06.11)。 他方で第3に、アメリカの補償問題についての会議にも参加して(07.1)、彼地での議論状況(奴隷問題、ホローコースト問題、原住民問題など)の把握に努め、日本の強制連行問題や先住民族の所有権侵奪や共有財産問題などとも統合させて、研究書を刊行した。 なお新たな問題として第4に、多文化主義との関連での知的所有権の収奪問題・その保護のあり方についても議論を開始した(07.1)。
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Report
(3 results)
Research Products
(27 results)