Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Research Abstract |
3年間の研究期間の最終年度である2006年度は,これまでの研究成果を論文にまとめ,国際カンファレンスや海外ジャーナルで発表することに主眼を置いた研究活動を行なった。7月には,前年の同時期に実施した日本の一般消費者対象の質問票調査の同じ対象者パネルに対する追跡調査も行ない,1年後までに商品を購入する予定であると回答した対象者の実際の購買行動を確認した。 この最後の調査を含めて,当該研究プロジェクトの3年間には計5回の質問票調査(学生対象3回,一般消費者対象2回)を行ない,DVDプレイヤー,デジタル音楽プレイヤーの普及に影響する要因の分析を行なった。ロジャースの普及理論とネットワーク外部性に関する理論の融合から導かれた概念枠組みの下,詳細なデータ収集と分析を行なった結果,いくつかの興味深い発見事項が得られた。それらの研究成果は,海外研究協力者と共著で論文にまとめ,2回の国際カンファレンスと1本のジャーナル論文で発表した。 まず2006年5月にギリシア王国アテネで開催された国際カンファレンスEMAC(The European Marketing Academy Conference)に学生対象のデータを用いた論文が受理され,報告した。また,2006年10月にアメリカ合衆国アトランタで開催されたPDMA(Product Development and Management Association)の年次国際カンファレンスにおいて,一般消費者対象のデータを用いた論文が受理され,共著者とともに報告を行なった。 さらに,これらの発表をベースにした論文は,イノベーション分野のトップ・ジャーナルであるJournal of Product Innovation Managementに受理され,2007年に公刊予定である。 以上のように,当初の計画目標を上回る成果を挙げることができた。
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