常時励起大気音波検出のための高分解能絶対圧型気圧計の開発
Project/Area Number |
16654069
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Solid earth and planetary physics
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Research Institution | Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology |
Principal Investigator |
深尾 良夫 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, センター長 (10022708)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 究 東北大学, 地震研究所, 助手 (10345176)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 大気音波 / 地球自由振動 / 気圧 / 微気圧観測 |
Research Abstract |
これまで我々はパロサイエンス社の絶対圧型高精度気圧計に我々自身が開発したロガーを組み合わせた気圧測定システムを製作し大きな成果を上げてきた、本研究はこのシステムを更に改造し分解能の大幅な向上を図ろうとするものである。ポイントは2点ある。1つは我々が使用してきた絶対圧型気圧計に最近パロサイエンス社から発売された差圧型気圧計を組み合わせることにより、メカニカルフィルターの特性を気にせずに絶対圧を従来よりも高感度で測定できるようにすることである。もう1つは従来よりも時計を5倍高速にし記録システムをこれに見合う設計へと変更することにより分解能を5倍に引き上げることである。本研究により第1の点と第2の点を組み込んだ絶対圧型高分解能気圧測定システムの試作機が完成した。試作機はサージタンク2機からなるフィルターの一端を針で外界と通じ、もう一端でタンク内の絶対圧を測ると同時に差圧計でタンク内と外界との差圧を測定するものである。ロガーには50MHzの恒温相付き高精度時計を組み込み、この時計により絶対圧計の水晶発振数と差圧計の水晶発振数を測り両者を独立に出力する。全体は保温機ボックスにコンパクトに組み込み対流による熱擾乱を最小化した。完成した試作機の性能試験により従来よりも分解能が大幅に向上していることを確認した。但し、実用化のためには、より定量的、且つ多様な環境での性能確認が今後求められる。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)