促進試験における促進時間の実際の暴露時間への換算に関する萌芽的研究
Project/Area Number |
16656132
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Civil engineering materials/Construction/Construction management
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
大即 信明 東京工業大学, 大学院理工学研究科, 教授 (40211106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二羽 淳一郎 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (60164638)
西田 孝弘 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (10345358)
河野 克哉 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (40361779)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | Ca溶脱 / セメント系材料 / 電気化学的促進試験 / 長期耐久性 / 劣化 / 実構造物 / 実験的予測手法 / 配合 / 促進試験 / 実時間換算 / 鉄筋コンクリート / 耐久性 / 塩害 / 中性化 |
Research Abstract |
本研究では,カルシウム溶脱の実験的予測手法を構築した.そして,本手法を用い,コンクリートおよび改良地盤からのカルシウム溶脱に及ぼす要因に関して検討した.その結果,以下の知見が得られた. ・カルシウム溶脱促進手法に電気化学的促進試験を用い,かつ,これと拡散試験を組合わせることで,促進期間を実時間に換算できるカルシウム溶脱に関する実験的予測手法を構築した.本手法は,「ある促進期間で促進溶脱させたカルシウム量は,実際の現象においては促進期間前後の拡散試験で得られた拡散カルシウム溶脱速度の平均速度で溶脱する」と仮定し,促進期間を実期間に換算するものである. ・構築された実験的予測手法を用い,100年に渡るコンクリートからのカルシウム溶脱の予測を行った.さらに,予測結果を約100年間水分に接していたコンクリート部材の調査結果と比較した.その結果,本実験的予測手法の妥当性を確認できた. ・水セメント比が異なるコンクリート供試体に対し,実験的予測手法と数値解析的予測手法を適用し,約40年後のカルシウム溶脱の予測を行った.その結果,両者の予測はほぼ一致した.実験的予測手法と数値解析的予測手法を用い,水セメント比がカルシウム溶脱に及ぼす影響について予測した.その結果,低W/Cほどカルシウム溶脱深さは小さく,暴露面近傍での物性変化の割合は低W/Cほど顕著になると予測された。 ・電気化学的手法と拡散試験を組合わせた手法により,改良地盤からのCa溶脱に関する長期予測手法を構築した. ・上記の手法を用い,配合および粘土種類がCa溶脱に及ぼす影響を把握した. ・本手法と数値解析手法を組合わせることにより1000年を越える超長期耐久性を予測する手法を構築した.本手法の妥当性は実構造物における調査と比較することにより行った.
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)