Project/Area Number |
16656134
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Civil engineering materials/Construction/Construction management
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
深川 良一 立命館大学, 理工学部, 教授 (20127129)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
建山 和由 立命館大学, 理工学部, 教授 (10179731)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 排水性舗装 / 目詰まり / 現場透水量試験 / 電磁波レーダ / モデル試験 / 試験 / 評価 / 透水係数 / 透水層厚 |
Research Abstract |
本研究では排水性舗装を直接の研究対象とした。排水性舗装の排水機能や交通騒音低減機能は、舗装体内に有する連続した空隙に起因している。しかし、供用後には車両の走行による空隙つぶれや、異物等が空隙内に堆積する目詰りが発生し、これらの機能は低下していく傾向にある。目詰まりの進行を阻止するための対策を効果的・効率的に実施するためには目詰まりの程度をなるべく簡便に評価できることが望ましい。本研究では、モデル路面を作成し、通常良く用いられている現場透水量試験装置による透水性評価および新たな電磁波レーダによる評価を試みた。得られた主要な結果を以下に示す。 まず、現場透水量試験装置による透水性評価に関しては、通常のストップウォッチによる手動計時では評価結果の信頼性に問題があったため、水圧センサとデータロガーによる自動計測を試みた。モデル路面としては連続空隙率を2種類設定し、目詰まりのない初期状態および目詰まりした状態に対応させた。また排水層厚も5,7,10cmと3種類変化させた。これらのモデル路面に対して一連の現場透水量試験を試みた結果、空隙率の変化に対応した透水性を示したのは勿論であるが、同じ初期空隙率の路面でも試験時間間隔つまり空隙に占める水分の割合による影響を受け易いことを明らかにした。 次に、電磁波レーダによる透水性評価を試みた。この方法は物質の示す比誘電率の差を利用して路面の空隙の状態を評価しようというものである。実験条件は上記現場透水量試験の場合と同様とした。結果的にほぼ現場透水量試験の場合と同様な結論が得られた。高速度で透水性を評価できるという意味で、今後有望な手法であることが判明した。
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