異常降雨指標の開発と地上・衛星情報を用いた地球規模での出現特性の解析
Project/Area Number |
16656150
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
水工水理学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中北 英一 京都大学, 防災研究所, 教授 (70183506)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 徹 京都大学, 工学研究科, 助手 (00263103)
田村 正行 京都大学, 工学研究科, 教授 (90109900)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 異常降雨 / 温暖化 / エルニーニョ / 地球規模 / TRMM / 降雨の時間・空間相関長さ / 時間・空間スケール / 全球解析 / 衛生リモートセンシング / 地球温暖化 / 降雨観測衛星 |
Research Abstract |
TRMM観測情報を用いて時間・空間平均降雨量を推定し精度評価するにあたり,降雨場の確率パラメータはあらかじめ算定しておかなければならない.地上レーダなどの長期観測情報が存在するところでは問題ないが,TRMMの観測範囲を考えるとそうでない範囲が多い.そこで標本確率パラメータのうち,気候値としても重要な月降雨量の分散に焦点をあて補正手法を開発した.まず,地点月降雨量の標本分散期待値と観測回数(n)ならびに月数(m)の関係を表現できるモデルを開発するとともに,TRMM情報を用いた.地点月降雨量の分散補正でグローバル推定を行うことで、瞬時降雨強度の時間相関長さを逆推定が可能となった.さらには,新たに空間相関を考慮したモデルを開発することにより,月降雨量の分散補正から瞬時降雨強度の時間相関長さ・空間相関長さを逆推定が可能な手法を開発した.その結果,TRMMを用いてこれら確率パラメータの全球分布推定が可能となった. 一方,近年以上降雨による災害が地球規模で目に付く.降雨の異常には,(1)局地的な豪雨の異常と,(2)広範囲な持続的降雨の異常の,2種類が考えられ,どういったタイプの異常さがこれまで出現してきているのかを地球井規模で解析した.1970年代後半と1990年代後半における異常降雨の全球での発生面積割合が増加しており,その空間分布からエルニーニョ現象との関係している可能性がある.しかし,全球平均降水量は必ずしも増加してない.また,大洪水のあった1993年のミシシッピ川流域では0.5°メッシュにおける年最大15日雨量の異常さよりも,2°メッシュスケールでの年最大15日雨量の異常さの方が大きかった.さらにこれが主に春〜夏の異常さによってもたらされている.特に季節でみた異常さは,ある季節に毎年到来する通常の多雨期が,たまたま早く始まるだけでも生じるはずであり,この場合は毎年の洪水とうまく付合って生活しているメコンデルタのような地域でも,人々にとっては極めて異常となる.
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)