歴史的な直下型地震による伝統的な社寺建築の構造被害に関する耐震工学的な研究
Project/Area Number |
16656188
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural history/design
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
西澤 英和 京都大学, 工学研究科, 講師 (70127116)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山岸 常人 京都大学, 工学研究科, 助教授 (00142018)
藤澤 克樹 東京電機大学, 理工学部, 助教授 (40303854)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 伝統木造建築 / 現地測定 / 建築史 / 振動 / 修復 / 波動 / 鐘楼 / 知恩院 / 薬師寺 / 本願寺 |
Research Abstract |
本研究では、伝統的木造建築が過去の直下型地震によってどのような被害を受けたかを把握するために、現地建物の調査・振動観測、史料分析を継続的に行ってきた。最終年度では、現地調査・史料分析・模型実験により直下型地震による建物の被害を詳細かつ具体的に分析するとともに、地震の規模・震源位置の推定といった古地震学との学術的な分野へ研究成果を応用することについても検討した。過去の修理記録の分析について、薬師寺東塔を対象として史料分析を継続的に行ってきているが、明治31年に行われた修理の際の記録(報告書・修理に参加した大工が作成した図面)、並びに1854年に起こった安政奈良地震による震害の記録(寺が所蔵する公文所日記)から、地震直後の被害状況を詳細に分析した。また奈良には、明治期の修理の際に修理前の実測図が作成され、現在も残されている社寺が多い。各社寺の修理前実測図から安政奈良地震による震害を分析し、幕末の直下型地震が奈良の社寺建築にどういった被害をもたらしたかを検討する。現地観測では、地すべり地形に所在している神戸市指定歴史的建造物竹林寺の振動観測を行った。建物・地盤に多点の観測点を設け観測を行うことで、特殊な地盤が建物の振動特性に影響を与えていないかを検討した。去年度より行っている模型実験も引き続き行った。鐘楼・回廊といった架構の単純なものを対象に、振動台による加振実験と静的載荷実験を行い、実験結果の分析により被害状況のシュミレーションを行い、直下型地震による構造被害の特性について考察した。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)