オフショア風力発電の適地選定を目的とした海底地盤情報システムの研究開発
Project/Area Number |
16656270
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Naval and maritime engineering
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
藤村 尚 国立大学法人鳥取大学, 工学部, 助教授 (30032030)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 農 国立大学法人鳥取大学, 工学部, 教授 (00093063)
西浦 哲雄 大成建設(株), 課長(研究担当)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
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Keywords | オフショア / 風力発電 / 表面波探査 / 鳥取市湖山池 / ボーリングデータ / 池底地質構造 / クリッキング / 移動体風況システム |
Research Abstract |
本研究開発の目的は、オフショア風力発電の適地選定に有用な"海底地盤情報システム"の基礎を構築することである。近い将来の展望としては、海上での探査による"海底地盤情報システム"への展開を目指しているが、本研究ではその基盤となる研究を行うことを主目的とし、調査地として鳥取市の湖山池を対象に研究を実施した。 (1)既往データの収集および調査地点の設定 まず、湖山池内の地形・地質構造図および周辺の既往ボーリングデータ等を収集・解析し、湖山池全般における概略の池底地質構造を把握する事により、本研究の調査対象範囲を設定した。 (2)池底地質調査 本研究の目的は、洋上風車の基礎構造をより経済的にできる最適ポイントの選定技術の基礎を確立するものであり、風車基礎の支持地盤となり得る基盤層を探査する事が主目的となる。 本研究における海底地質調査は、海底地盤の弾性波速度を把握する手法を評価し、改良発展させた。ここでは、国内で事例のない海域における表面波探査を実施して,海底下のS波構造を計測することに成功した。 (3)海底地質構造の二次元データ化および解析 既往資料および今回の研究開発での調査・解析結果を基に、任意の断面図・地質構造の鳥瞰図等の出力を可能な三次元データに加工できる見通しが得られた。また、陸上部の地形地質構造から、池底および沿岸部の海底地質構造を補完・推定する技術の研究を行なった。 (4)風況観測 鳥取大学において研究開発に着手している"オフショア風力発電開発に適用する移動体風況システム"から得られる風況観測を実施した。 このように、"海底地盤情報システム"の基礎を構築することができたと考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)