Project/Area Number |
16658084
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Fisheries Research Agency |
Principal Investigator |
中易 千早 独立行政法人水産総合研究センター, 養殖研究所病害防除部, 主任研究員 (00311225)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松山 知正 独立行政法人水産総合研究センター, 養殖研究所病害防除部, 研究員 (20372021)
藤原 篤志 独立行政法人水産総合研究センター, 派遣研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | DNAチップ / ヒラメ / 免疫関連遺伝子 / マイクロアレイ / Edwardsiella tarda / VHSV / Japanese flounder / ワクチン |
Research Abstract |
昨年度、ヒラメ白血球遺伝子768個を載せた新規DNAチップを使用し、Edwardsiella tarda感染ヒラメの白血球を解析した結果、E.tarda感染時に2倍以上発現変動する遺伝子98種類を特定した。今年度は、ヒラメで問題になっているウイルス性疾病であるVHSVの感染試験魚およびE.tardaの自然発症魚を用い、経時的に白血球RNA抽出を行い、DNAチップに反応させ、白血球の遺伝子発現量の変動を解析した。VHS人為感染後1、3および5日目にそれぞれサンプリングし、白血球を分離後、RNA抽出を行った。得られた各RNAはCy3で標識し、非感染のヒラメ白血球RNAをコントロールとしてCy5で標識し、DNAチップに競合的に反応させ、解析を行った。昨年度に得た魚病細菌E.tarda実験感染時の遺伝子発現様式と比較した結果、感染後共通で変動する遺伝子(感染症マーカー)および各々の疾病でのみ発現する遺伝子(特異マーカー)を多数同定した。さらに、これらの感染マーカー候補遺伝子を絞り込むため、養殖場で自然発症したE.tarda感染魚の白血球RNAを用いDNAチップで解析を行った。その結果、MMP13、CD11、CD45、CD146など28遺伝子がE.tarda感染マーカーとして、また、MX Protein、IL-11など24遺伝子が感染症マーカーとして利用できると考えられた。よって、これらマーカー遺伝子を載せた本チップは診断用に有用と考えられた。 多くの感染症マーカーを同定することが出来たのは今後の研究を行う上で役立つと考えられる。DNAチップの特徴を考えると、今後さらに多くの遺伝子を載せ、かつサンプリング数を増やし、データーの蓄積を図ることで、精度を高めていくことが必要である。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)