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果菜類における機能性色素の画像診断システムの開発

Research Project

Project/Area Number 16658098
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Agricultural environmental engineering
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

永田 雅輝  宮崎大学, 農学部, 教授 (80041002)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 槐島 芳徳  宮崎大学, 農学部, 助教授 (10253808)
Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords機能性色素判定 / 品質検査 / 画像診断 / 分光画像 / アントシアニン / VIS / 青果物
Research Abstract

近年,食に対する消費者の健康・安全指向の強い高まりから,農産物の品質評価・検査は,これまで以上に厳密さが要求されるようになった.本研究は,農産物の品質特性抽出にスペクトル情報と画像情報とを融合したハイパースペクトルイメージング法を用いて,サツマイモ(紫イモ)およびイチゴのアントシアニン色素分布の評価を検討した.ハイパースペクトルイメージングでの画像取得は,液晶可変フィルターと高感度冷却CCDカメラを用いて,450〜1000nmの範囲を1nm間隔で連続的に行った.取得した分光画像と化学分析値との間で重回帰分析を行い検量線を作成し,この検量線を画素ごとに適用して成分分布の可視化画像を作成した.その結果,以下のような知見を得た.
1)サツマイモ(紫イモ)のアントシアニン色素分布の可視化
アヤムラサキでは,分光画像の523nmと抽出液の525nmにおける吸光度には強い関係が認められた.523nmを第一波長として5波長で検量線を作成した結果,重相関係数R=0.921,標準誤差SEP=0.052であった.また,この検量線を各画素に適用し,アントシアニン色素分布の可視化画像と分布割合のグラフを作成し,個体間の評価を試み,ハイパースペクトルイメージングの有用性を確認した.
2)イチゴのアントシアニン色素分布の可視化
分光画像の508nmと抽出液の504nmにおける吸光度には強い関係が認められた.508nmを第一波長として5波長で検量線を作成した結果,重相関係数R=0.932,標準誤差SEP=0.213であり,予測精度は良好であった.この検量線を各画素に適用して作成したアントシアニン色素分布の可視化画像と分布割合のグラフから,個体間の評価が可能であった.また,予測精度への撮影距離の差は20mm程度では影響なかったことから,イチゴのような小形果実へのハイパースペクトルイメージングの有用性が示唆された.

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2006 2004

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] ハイパースペクトルイメージングによる青果物のアントシアニン色素分布の評価に関する研究(第1報)2006

    • Author(s)
      永田雅輝, 小林太一, ジャスパ タラダ他
    • Journal Title

      植物環境工学 18巻・1号

      Pages: 42-49

    • Related Report
      2005 Annual Research Report
  • [Journal Article] ハイパースペクトルイメージングによる青果物のアントシアニン色素分布の評価に関する研究(第2報)2006

    • Author(s)
      小林太一, 永田雅輝, ジャスパ タラダ他
    • Journal Title

      植物環境工学 18巻・1号

      Pages: 50-57

    • Related Report
      2005 Annual Research Report
  • [Journal Article] 青果物の分光波長および分光画像による色素評価の試み2004

    • Author(s)
      永田雅輝, 小林太一他
    • Journal Title

      農業環境工学関連4学会講演要旨集 2004年大会

      Pages: 247-247

    • Related Report
      2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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