Project/Area Number |
16658124
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Clinical veterinary science
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
岩崎 利郎 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 教授 (50262754)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇谷 厚志 京都大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (10292707)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 遺伝疾患 / 表皮水疱症 / ラミニン5 / 動物モデル / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
先天性水疱性皮膚疾患はヒトおよび動物の遺伝的異常に基づくもので、その中でも境界型の表皮水疱症(JEB)はヒトと犬で比較的多く報告がみられる疾患である。その遺伝的異常により皮膚の基底膜蛋白であるラミニン5のα3鎖、β3鎖、γ2鎖、あるいはヘミデスモゾーム蛋白であるα6β4インテグリン、類天疱瘡抗原(BPAG2)など様々な蛋白に生成異常が生じ、表皮-基底膜-真皮の接着が障害されて水疱がみられる。ヒトでは致死型、非致死型が在在し、いずれも生活上重要な影響を及ぼす。ヒトでは本疾患の遺伝子治療を目指して検討中であるが、適当なモデルが存在しないためにその研究は進んでいない。そこで犬のJEBとヒトのJEBを比較し、犬のJEB症例が一遺伝子治療のモデルに使えるかどうかを検討した。昨年度は4例についてその遺伝子的異常を検討したが、mutationを発見できるに至らなかった。今年度は診断された2例に加え、さらに4例の犬のJEBを疑う症例を発見したため、臨床的、遺伝的背景、病理組織学、電子顕微鏡学的ならびに蛍光抗体法による検討を行った。その結果、新たに診断された4頭も雑種犬であり、遺伝的背景は明らかではなかったが、電子顕微鏡的にラミナルシダの部位で表皮-真皮間の解離が認められ、境界部型の表皮水疱症であると診断した。現在α鎖、β鎖、γ鎖のmutationについて検討中であるが、現在までMenigucciらが報告したのと同じ部位ではmutationが見られていない。このほかにα6β4インテグリン、類天疱瘡抗原(BPAG2)に対する免疫染色も実施しているが、少なくとも抗体を用いた蛋白レベルでの異常は観察されなかった。このうちの2頭の症例については2005年4月に米国のカリフォルニア州パームスプリングスで開催された全米獣医皮膚科学フォーラムにおいて発表を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)