細胞情報伝達リン酸化タンパク質の超高速選択分離可能なナノバイオHPLCの開発
Project/Area Number |
16658138
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied molecular and cellular biology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
植田 充美 京都大学, 農学研究科, 教授 (90183201)
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
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Keywords | マイクロHPLC / モノリスキャピラリー / オンライン / リン酸化ペプチド / チタニアカラム / ホスホプロテオーム / 2D-マイクロHPLC / MSシステム / 高速分離 |
Research Abstract |
モノリスキャピラリーカラムを利用し2D-マイクロHPLC/MSシステムを構築した。このシステムではモノリスカラムの特徴である高空隙率を活かし2D-HPLCによる高速高性能分離を達成している。また、検出部においてはキャピラリーカラムの特徴である少ない流量を活かし現在のプロテオーム解析では必須となっている質量分析計とのオンライン接続が可能となり、これにより質量情報をオンラインで得ることができるのでタンパク同定等に非常に強力な分析システムの構築が達成された。システムの性能評価として消化物混合ペプチドからのBSAのPMF法同定を行った結果、sequence coverageにおいて従来のフローインジェクション法に対して、2D-マイクロHPLC/MSシステムでは非常に高い値を示した。上記の2D-マイクロHPLC/MSシステムに第2次元目にモノリスカラムを使用し高速分離を試みるとともに、第1次元目にはチタニアカラムを使用しリン酸化ペプチドの選択的な分離を試みた。これらの2つの系をオンライン接続することにより高速ホスホプロテオーム解析システムの構築を目標とした。このシステムを用いてβカゼイン消化ペプチド混合物を分析した結果、リン酸化されたペプチド断片の選択的分離を達成することができた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)