Project/Area Number |
16659008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Meijo University |
Principal Investigator |
塩入 孝之 名城大学, 大学院総合学術研究科, 教授 (20012627)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 裕二 名城大学, 薬学部, 教授 (40121511)
伊藤 幹雄 名城大学, 薬学部, 教授 (60076726)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | Morita-Baylis-Hillmanタイプ化合物 / アンモニウムフルオリド / アルカロイド / X線結晶構造解析 / 不斉合成 / キラル化合物 / 相間移動触媒 |
Research Abstract |
我々はまずまだ研究例の少ない4級アンモニウムフルオリドを用いる新規反応を検討した.すでに我々はテトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)のキラル版である,シンコニン由来の不斉4級アンモニウムフルオリド(Q^+F^-)の調製を世界に先がけて成功しているが,このQ^+F^-を用いてシリルアセチレンとアルデヒドによるアルドール型反応を検討した.この反応において予想成績体であるプロパルギルアルコールはほとんど生成せず,β置換Morita-Baylis-Hillmanタイプ付加体が高Z体選択的に生成することが判明した.この新規反応は一般性のあることが立証され,反応機構についても考察を加えた.β置換Morita-Baylis-Hillmanタイプ付加体は,通常のMorita-Baylis-Hillman反応では合成困難であり,今後の有機合成反応への応用が期待されよう.更に反応解析から,反応中間体および塩基の重要性を明らかにし,1,3-ジアリル-2-プロピニルトリメチルシリルエーテルと種々のアルデヒドから,Z-β置換Morita-Baylis-Hillmanタイプ付加体の一般的合成法を開発した.また活性中間体であるシロキシアレンの確認を行い,更に高立体選択的なZ-カルコン類の合成法についてもその予備的実験に成功した. 更に入手容易なニコチンおよびスパルテインのベンジル4級アンモニウム塩を合成しそれらのX線結晶構造解析を行い,固体状態の立体構造を明らかにした.
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)